こんにちは。あび太郎です。
今回は、僕が新卒で入社してから数年間働いたJALの業務企画職を辞めた理由を初めて具体的に公開します。
JALを辞めた理由ではなく、JALで働いて感じたことはこちらの記事にまとまっています↓
※ちなみにJALでは、一般的な総合職のことを業務企画職を呼んでいるので、よければ覚えておいてください。
JALを辞めた理由
一番の理由は「他にやりたいことが見つかったから」です。
これを説明するためには、少し遡る必要があります。
時系列に沿って説明していきますね。
就職活動時
僕は就職活動時に、自分の将来に関して深く考えずテキトーに企業を選んでしまいした。
テキトーとはいっても、「何もしてないけど受かった」というわけではなく、ESや面接に関しては本気で対策して挑んでいました。
企業選びをテキトーにしてしまったということです。
そして、幸運にも数社から内定を頂き、一番知名度が高かったJALに入社を決めました。
最終的にJALを選んだ理由も、知名度と残業の少なさ(噂)だったので、今考えれば本当にどうしようもない人間でした。
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就活後の出来事
しかし、大学4年生の冬に僕の価値観がガラッと変わる出来事がおきました。
高校や予備校の友達と久しぶりに会って進路を報告し合ったときのことです。
彼らの進路は、
- アメリカの大学に入学し直してコンピュータ・サイエンスを学ぶ
- 企業に就職せずに、大学在学中に始めた事業をそのまま継続する
- 外資系企業で1年目から1,000万近い給料をもらいながら働く
といったものでした。
進路そのものにもびっくりしたんですが、一番衝撃的だったのは全員「将来やりたいこと」を明確に持っていたことです。
なぜ驚いたかというと、彼らは昔一緒に同じ大学を目指して受験勉強を頑張った仲間なので、
僕と同じようにやりたいことなんて特になく、進路も同じようなところだと無意識に思っていたからです。
その時に、僕は自分の将来に関して本気で考えないといけないなと本当に強く思いました。
ここで彼らと会っていなければ、、どうなっていたんでしょう。
JALへの入社後
そんなこんなで、もう一度就職活動をやり直すことはせず、一旦JALに入社するという選択をしました。
テキトーに企業を選んだとはいえ、飛行機は昔から好きだったので、働きながら将来を考えようと思っていました。
いざ入社してみると、熱い想いを持っている同期や優しい先輩方などに支えられ、JALでの仕事は非常に充実したものでした。
「社会人は大変」とよく言われていますが、僕は本当に楽しかったです。
また、充実した毎日を送る一方で、業務後には将来に関して考えまくりました。フットワークを軽くし、社外でいろんな経験もしました。
その結果、本当にやりたいことが見つかりました。
航空業界とはまったく違う業界の仕事だったんですが、すぐに転職活動を始め、無事に希望している会社に入社することができました。
実はJALでも希望の仕事はできたが、、、
転職先の会社の仕事内容と同じ仕事は、実はJALにいながらもできる可能性はあったんです。
なので、その部署に異動したいと伝えたんですが、「20代ではその仕事はできない」と暗に断られてしまいました。
ずっと希望を出し続けて数年たてば、その部署に異動できる可能性もあったんですが、僕は退職という選択を選びました。
実は、大企業なら仕方ないんですが、
「自分のやりたいこと」と「会社が自分に求めること」
この2つは必ずしも一致しないんです。
ですので、希望の部署に異動できるかどうかは運も絡んでくるんです。
みんなは勿論それを承知の上で入社してきているので、根気強く与えられた仕事を頑張るのが普通なんですが、
僕はテキトーに就職活動をしてしまったせいで、
「自分の人生は人事部次第で変わるの?!運まかせ?!」
と疑問を感じました。これも退職理由の一つです。
最後に伝えたいこと
「JALを辞めるのはもったいない」
これは辞める時に、家族や友人に散々言われたセリフです。
学生時代の僕に、数年後のお前は会社を辞めるぞと教えたならば、同じことを言ったかもしれません。
でも、僕は辞める時にもったいないなんて思ったことは一度もありません。
おそらく社会的なステータスがなくなることを危惧して、みんなそう言うのだと思うのですが、ステータスほど厄介なモノはないと思ってます。
ステータスって他人が自分につけるラベルみたいなものですよね。
自分のことは自分にしかわからないのに、表面上だけで判断されて貼られたラベルに意味はあるでしょうか?
そんなこと気にせずやりたいことをやっている人こそ輝いていますし、僕もそうなりたいと思っています。
そして、1社目がJALで本当に良かったと思っています。
もし就活時に深く考え抜き、その結果JALで働くことを決めていたならば天職であったことは間違いないです。
数年間育ててくれた会社への恩返しのためにも、これから輝きがどんどん増していく人生を送ろうと思います。
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