先日こんな質問を頂きました。
個人的には、論理的な話に重点を置きながらも、観念的な話で熱意を伝えるのが良さそうです。
理由は、志望者数が多く観念的な話をする人も多いので、観念的な話は面接官が聞き飽きている可能性があるからです。
ライバルとどう差別化するかが大事ですね。 #peing #質問箱 https://t.co/ZwXU0jMWV2 pic.twitter.com/aldlqq8ggh— avitaro@元航空会社員 (@avitarooo) May 8, 2018
「面接の場では、観念的な話か論理的な話のどちらに重点を置けばいいでしょうか?」
という質問ですね。
(以下、観念的な話は”感情的な話”と表現します。)
答えは書いている通りなのですが、今回はこれに関してもう少し具体的にお話しますね。
僕は、論理と感情は7:3がちょうどいいと思っています。
そもそも論理的な話ってなに?
”論理的”の意味は、立場や場面によっても変わりますが、「面接の場での論理的な話とは?」を説明します。
面接の場での論理的な話とは、話の因果関係がハッキリしていて、面接官が一度聞くだけで納得する内容のことだと僕は考えています。
例えば、以下のような内容です。
「僕の夢は、航空会社で飛行機の安全堅持に関わることです。その理由は、幼少期に乗った飛行機が緊急着陸した時にこの上ない恐怖を感じ、日本からその恐怖をなくしたいと考えているからです。」
細かな点は考慮していませんが、なぜ安全堅持に関わりたいかがすぐにわかりますよね。
一方で感情的な話って?
一方で感情的な話とは、”あなたの気持ち”を全面に押し出した内容のことです。
「なんで?」という聞かれても「明確な理由はないんですが…とにかく〜!」といったイメージです。
「JALや飛行機がとにかく好きで!」
「社員さんがカッコよくて!」
こんな内容をイメージしてもらえればと思います。
バランスが大事な理由
さて、なぜ論理と感情のバランスが7:3ぐらいがちょうどいいのかに関してお伝えしますね。
正直、比率は7:3でなくともいいんですが、「論理的な話に重きを置きつつ感情的な話も交える」ことが大事です。僕の経験的に大企業を受ける際の比率は7:3ぐらいがちょうどいいと感じただけです。
ですので、なぜ論理的な話を重視しつつ感情的な話もいるのかという理由を説明します。
論理的な話に重点を置く理由
感情的な話は、深く考えずに言うことができるので、なんとなく面接を受けにきた人がよく話しがちです。
特にJALのような皆が知っている大企業だと試しに受ける人が多いので、面接官の立場からすると感情的な話をする人ばかりで飽きている可能性があります。
そこでもしあなたが同じように感情的な話に重点を置いてしまうと、「さっきの学生と同じか…」と思われてしまいます。
よって、重点を置くのは論理的な話にすることをオススメします。
感情的な話も必要な理由
一方で感情的な話も必要な理由は、2つあります。
1つ目は、論理的な話だけで攻めると学生らしいフレッシュさや明るい人間性などが薄れてしまうからです。
僕の周りにも超論理的が多数いますが、少し冷たい性格の人も多いんです。
面接で見られているのは、あなたの頭の良さや性格だけでなく、直感的に一緒に働きたいかという点もあります。
論理的で頭も良いんだけど何か一緒に働きたくないなあと思われてしまうと、どれだけ優秀でも落ちてしまう可能性があります。
2つ目は、論理的な話だけでは、長期間その会社で頑張れるということを証明できないからです。
というのも、面接官は「あなたが長期間、会社に所属してくれるか」という点も確認しています。
優秀な学生を採用したものの半年や1年で退職されたら、会社としてはデメリットしかないからです。採用したからには長期的に育成していきたいわけです。
そしてこれは僕の経験からではありますが、長期間一つの会社で働く人というのは、理論では説明できない”思い”を持っていることが多いです。
航空会社であれば「飛行機が好き」、自動車メーカーであれば「自動車が好き」などです。
ですので、入社後もずっとその会社で働ける人材ということを証明するために、感情的な話もするべきなのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
論理的な話は多少の訓練が必要なので難しいですが、早めから対策をして他の学生を差をつけれるように頑張ってください!
また、頭の良い学生ほど論理的な話を重視しがちですが、感情的な人間臭い話も織り交ぜることで採用される確率が上がるので意識してみてください!