「航空会社(JAL,ANA)に総合職/業務企画職として入社するには、TOEICは何点必要ですか?」という質問は、TwitterやOB訪問でよくされる質問です。
おそらく「航空会社→グローバル→英語力が必要→TOEIC高得点でないと入社できない」という考えの方が多いからだと思います。
ですので今回は、航空会社(JAL,ANA)の総合職/業務企画職から内定をもらうためには、TOEICは何点必要なのか?という内容をお伝えします。
※僕がJALに在籍していた2017年時点での情報となります。
TOEICは必須ではない!
結論からお伝えすると、実はANAとJAL共にTOEICは必須ではないんです。
実際に僕は、面接時にTOEICのスコアは持っていませんでした。
帰国子女でもなければ留学経験もなく、ES(エントリーシート)のTOEICの欄も空白で提出しました。
それでも内定をもらえた事実から、TOEICは必ずしも必須ではないとわかります。
さらに、ANAに関しても同じで、TOEIC未受験でも内定をもらっている知り合いはいます。
なかには、300点台の点数を記載して入社した猛者もいるようです(笑)
TOEICは何点を目指せばいいのか
では、TOEICは何点以上あれば選考で有利になるんでしょうか。
JALに関して言えば、一つの目安として730点がボーダーになります。
その理由は、JALの社員は入社3年以内にTOEIC730点以上取得することを課せられるからです。
また、ANAもほとんど同じで、社内評価の際にTOEIC730点という基準があるようです。
会社として定めている明確な基準が730点以上なので、面接時に730点以上であれば、採用される確率も少しは上がると思います。
とはいっても、英語力英語力英語力!と言われているこの時代(2019年現在)、英語力をアドバンテージにするには730点では少し物足りないというのが僕の個人的な意見です。
実際に僕のJALの同期は、感覚値ですが半数程度は帰国子女か留学経験がありました。
内定者時代、3人の同期にTOEICの点数を聞いてみると、960点・930点・900点と返ってきたのを覚えています。
ですので、帰国子女でなく留学経験もないあなたがTOEICをアドバンテージにするためには、850点以上はほしいところです。
TOEICよりも大事なことは多くある
ここまでTOEICに関してお伝えしましたが、英語が苦手で730点なんて絶対無理!というあなた、そんなに心配しなくてもいいです。
TOEICはあくまでも数多くある採用基準のうちの1つで、さらに必須の条件でもないので、英語以外の部分でアピールすればいいだけです。
いくらTOEICの点数が高かろうが、人間性に問題があったり、論理的に話せなかったり、面接態度が悪ければあっという間に落ちます。
さらにJALやANAがグローバルな企業とはいえ、会社を支えている多くの先輩(40代や50代)の中にはTOEIC400点とかの人もいます。
従って、英語が苦手なあなたはそれ以外の部分で他の学生と圧倒的な差を見せつけましょう!
おまけ:TOEIC≠英語力
番外編ですが、僕はTOEICと英語力は必ずしも比例しないと考えています。
実際に僕はTOEIC900点以上なんですが、流暢に話せませんし速く話されたら聞き取れません。
英語力が高いわけではなく、TOEIC力が高いだけなんです。
裏を返せば、英語力がない人でも努力すればTOEICで高得点を取ることはできるので、僕のような純日本人には嬉しいテストでもあります。
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