就職活動が始まる!という学生のあなた、まず自己分析をしようと意気込んでノートとペンを用意していませんか?
そうならばすぐにそのノートとペンを引き出しの奥底にしまってください。
思うような結果を残せない就活生は得てして、「就活はとにかく自己分析から始まる」と思い込んで自己分析専用ノートなんかを作ってしまったりします。
今回は、なぜ最初に自己分析をするのがダメなのか、では何をすればよいのかに関して僕の意見をお伝えします。
目次
自己分析そのものが目的になっている
最初に自己分析をしてしまう人に「なぜ自己分析をするのか?」と聞けば、おそらく「みんなしているから」「まずは自己分析と本に書いてあったから」などと返ってきます。
こういう人は、自己分析そのものが目的になってしまっています。
本来であれば、自己分析は内定を得るための手段ですし、もう少し噛み砕けば「志望動機の根拠を強めるための手段」なのです。
自己分析することが目的になっている人は、自己分析を行きたい企業の志望動機にどう活かすか悩んでしまいます。
そして結局、時間をかけて行った自己分析は使えずに「自己分析のやり方がまずかったのか?」などと考え、負のスパイラルに陥ってしまいます。
正しい自己分析のやり方・タイミングは?
順番は、まず行きたい企業を選んで企業研究をし、その後に志望動機を強めるための自己分析を行うのが理想です。
例えば、あなたがANAに入社したいと決めたとします。
次にすべきことは、ANAはどういう学生を求めているのか、どういう社員が多いのかといったことを調べることです。
もしそこで”チームワーク”や”高い目標を持つ”というキーワードが見つかったならば、今までチームワークを最大化して成果を出した経験や、高い目標を持って取り組んだ経験を掘り起こします。
そしてそれらを直接志望動機に利用する、といった流れです。
(もし先に自己分析をして、あなたが一人でガンガン成果を出す性格だと気づいたとしても、ANAには全く繋がりませんよね。)
これが正しい自己分析です。
企業ごとに自己分析の結果は違う
先に入社したい企業を決めて、その企業に合う自己分析をすべきとお伝えしました。
ということは、企業ごとに自己分析が必要になってきます。
そんな面倒なことできない!と思ったあなたへの解決策をお伝えします。
①応募する業界を絞る
1つ目は応募する業界を絞る方法です。
業界が同じであれば、各企業で求められていることも似ていることが多いからです。
ANAの志望動機を作るために行った自己分析は、JALでも使える部分が多いです。
就活に自信がない人や、どうしても時間が取れない人はこの方法をおすすめします。
業界を絞るといっても、序盤の先入観だけで絞ることはオススメしません。
網羅的に一通り調べてから徐々に業界を絞ることを強くオススメします。
その話は以下の記事で書いてますので、読んでみてください↓
②応募数を少なくする
2つ目は色々な業界の企業に応募したい人向けです。
色々な業界の企業に応募するのならば、応募数を極力少なくしましょう。
目安としては、一社一社全力を出し切れる企業数です。
人によって異なりますが、よっぽどのスーパーマンかよっぽどの暇人でない限り、合計7業界で14社ぐらいが限界だと思います。
どうやって企業を選べばいいの?
これまで先に企業を選んでから自己分析をすべきとお伝えしてきましたが、「じゃあそもそもどうやって企業を選べばいいの?!」と思う人もいるでしょう。
そういう人は、まず「業界四季報」などを読んでみてください。
一度流し読みするだけで興味のある企業が絶対出てきます。
その企業をピックアップして調べて、本当に魅力的か調べてみましょう。
最初は直感でいいんです。
それよりも、その後の志望動機でロジカルに示すことが重要です。